MENU

離職予防について(入社前編)

運用責任者の中村です。

 

引き続き、私がブログを記載しますが、ブログと言っても、何を記載していくべきか。

 

そこで、私の具体的職務(ストレスチェックの運用~各種研修業務支援、自社の採用からメンバーのフォローまで)に併せて、当社の「離職予防について」の取り組みを記載しようと思います。

 

ブログに興味がある方には申し訳ありませんが、暫く(また、ブログ担当の津田さんに戻すと思いますが。)コラムといった文体になる事、御容赦下さい。

※途中で、コーヒーブレイクのように、ブログ調を入れますので、あまり堅苦しくならないようにする予定です。

 

第一回目は、「離職予防(定着支援)」(入社前編)について

 

具体的に、当社は離職予防(定着支援)について、入社前(採用面接時)と入社後(採用後)で以下のような取り組みを行っています。

 

【入社前】

・採用面接時に、応募者に対し徹底的に業務内容等を説明・共有を図り、ミスマッチが無いようにする

 

応募者は、応募の面接時には、応募業務について、「できる」「〇〇の実績がある」等と回答し、採用にこぎ着けようとする事は、ままある話です。

これは、応募者も、「入社できれば、以前の経験の応用で出来るはず」と考えたりして面接に臨んでいるからです。

勿論、応募者が、面接にのぞむ以上、何としても内定を勝ち取りたいというのは当たり前のことです。

 

そこで、当社では、採用の面接時には、ミスマッチが無いように、業務内容等を徹底的に説明・共有する事にしています。

 

また、極端な事を言えば、面接時に数人の現場社員を同席させ、業務内容、メンバーを事前に共有する事で、入社後に早期離職が無いように心掛けています。

 

残業時間についても、具体的に分かる資料を開示したりして、入社後に労務面の齟齬が無いように、応募者の不安感を払拭するようにしています。

 

それでも、採用した方が業務に対し期待以下のパフォーマンスの場合でも、折角、縁があって一緒に働く事になった以上、如何に戦力化するか、また離職させないかを検討した方が、建設的だと考えています。

※当社では、外部研修制度の導入、1on1ミーティングの実施等、全員が戦略化になるように、底上げを図っています。

 

ちなみに、「応募してからミスマッチが起こらないように、匿名で質問受付中!」という仕組み(サイモク)も、実を言うと、元々は面接前にミスマッチが少しでも回避できるようにという発想から生まれています。

f:id:dreamhop:20190208114737p:plain

f:id:dreamhop:20190208091300p:plain

実名にしてしまうと、聞きたい事も聞けない事になりますので、敢えて匿名にしています。

 

この仕組みを入れた事で、何が変わったか?

正直、大きくは変わったりとは考えていません。

敢えて言えば応募者の安心感位でしょうか?

これは、応募者からの応募理由にもなっている事実に基づきます。

 

この仕組みを入れたからといって、応募者が増えたり、母集団を形成するものではありません。

 

そもそも、社内では、

「匿名で質問が来たら誰が回答するの?」

「応募が増えるの?」

「質問に回答する事が手間!」

「匿名の質問者自体、本気度が足りない!」

等の、厳しい意見がありました。

 

しかし、このような意見は、採用サイドの話であり、応募者サイドの事は考えていない事に繋がると考えています。

 

そこで、社内で

「回答するのは、その部門の社員が真摯に正直に回答しよう!だから、誰が回答するの?なんてナンセンスな議論は止めよう!」

「例え、匿名であっても、質問をしてくれる事自体に意義があり、当社の事に興味を持ってくれる事は有難い事!」

「自分が応募するとした場合の反面(逆の立場から)で、応募者の様々な不安を、少しでも取り除くようにしよう!」

「質問内容と回答を、様々な応募者に共有化を図る事で、逆に、社内的には、個別質問を受け回答する手間が省けるという、業務の効率性を考えよう!」

という考えで、社内でも共用化を図り、現在運用しています。

 

社長の稲垣さんや取締役の椋野さんの考え方はどうか?

これがまた、考え方が大企業には無い変わった人というか、真面目過ぎるというか、

「隠し事はしないのがベストでしょ?」

「逆の立場になればどう?」

「不安感を持って、応募や入社をする方に申し訳無いでしょ?」

等と、これを運用する事に、そもそも前向きで、こちらが苦笑いする位です。

 

①応募前には、この仕組み(サイモク)を活用

②面接時には、徹底的に業務内容等を説明・共有

 

当社は、上記①②を行う事で、入社前に、少しでもミスマッチが起こらないように心掛けています。

 

この、仕組みが功を奏したのかどうか、統計を取っている訳ではありませんので分かりませんが、確かに、当社サイドに取って早期の離職が無いのも、事実としてあります。

 

応募の多寡に関わらず、応募してくれる人を大切にしようと考えています。

 

なお、現在は、この仕組み(サイモク)の活用範囲を広げ、紙媒体での求人票にはQRコードを貼りその場で、気になる事を聞けるようにしています。

応募者にメールでも、URLを送りその場で、気になる事を聞けるようにしています。

 

少しの手間かもしれませんが、SNSやインターネットで情報があふれている時代だからこそ、「自社の情報を発信し続ける」このような当たり前の事を継続し続ける事が重要なのかもしれません。

 

更に、サイモクのシステム自体の利便性を図る為、大幅な改修を行っていますが、我ながら、面白い会社だなと思う日々です。

 

次回は、「離職予防について(入社後編)」or「コーヒーブレイク」となります。